重力ピエロ
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2009年4月25日より宮城先行ロードショー/5月23日より全国ロードショー
上映時間118分/製作国日本/配給:アスミック・エース
(C)2009「重力ピエロ」製作委員会

冒頭からいきなり、伊坂幸太郎ワールドに引きずり込まれてしまった。

【あらすじ】
伊坂幸太郎の大ベストセラーミステリーを映画化。仙台市内で連続放火事件が起こる。落書きアートを消すバイトをしている春(岡田将生/写真左)は、放火現場と、現場近くに残される落書きアートに密接な関係があることに気がつく。そして、遺伝子分析をする会社に勤めている兄の泉水(加瀬亮/右)ともに、落書きアートに隠されたメッセージを解読し、犯人探しをするのだが……。

◆映像で小説を読んだ!?
「春が二階から落ちて来た……」。満開に咲誇る桜が舞い落ちる映像に、原作小説の1行目とまったく同じナレーションがかぶさり映画が始まる。冒頭からいきなり、伊坂幸太郎ワールドに引きずり込まれてしまった。あとは、監督と脚本家の思いのまま掌の上で転がされ、気が付いたらエンドロールが流れていた。この感覚、「映像で小説を読んだ」と言えばよいのだろうか……、ちょっとない体感かも。それだけ伊坂幸作品は映像的な小説なんでしょうね。

キャスティングもよかった。白黒をはっきりつけたがるタイプではなく、二つの世界の境界線上に存在し、その足元の曖昧さに揺れ動きながら生きてる、って演技ができる俳優さんが大集合している。
とくに、春を追い掛けるから「夏子」と、あだ名がついた謎の女役の吉高由里子は、役柄まんま地でやっていると思えるほど、はまり役でした。もちろん、加瀬亮&岡田将生の兄弟役も◎。

◆伊坂幸太郎が語る映画『重力ピエロ』
「この、『重力ピエロ』というお話は、映画にすると、ごく普通の[家族の話]になってしまうのではないかと、という危惧があった。映画の試写を観た後で、みなさんにどんな顔をすれば良いのか、そんな心配までした。けれど、その心配はなかった。とてもいい映画だったからだ」
「どの役者さんも[自然な存在感]がある。そして、スクリーンの中の兄弟二人は、僕の描きたかった低温のロックンロールを、確かにやってくれていた。僕はそう感じた」
▲兄・和泉(加瀬亮)、父・正志(小日向文世)、弟・春(岡田将生)
▲まだ和泉&春兄弟が子どもだった頃、父と母・梨江子(鈴木京香)と一家4人でサーカスを見た

【監督】森淳一
【プロデューサー】荒木美也子/守屋圭一郎
【エグゼクティブプロデューサー】豊島雅郎
【企画】相沢友子
【原作】伊坂幸太郎『重力ピエロ』(新潮社刊)
【脚本】相沢友子
【撮影】林淳一郎
【音楽】渡辺善太郎
【出演】加瀬亮/岡田将生/小日向文世/吉高由里子/岡田義徳/渡部篤郎/鈴木京香
by halcine | 2009-04-17 23:57 |  重力ピエロ | Trackback | Comments(0)
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