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http://www.acacia-movie.com/
2010年6月12日角川シネマ新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー 配給:ビターズ・エンド 上映時間100分/製作国日本 (C)『ACACIA』製作委員会 ![]() 辻仁成監督は「映像より文章の人、ストーリーの人」 作家である辻仁成、監督作品。 通称大魔神(アントニオ猪木)は、老人ばかりが住む寂れた団地で用心棒のようなことをやって暮らしている。彼はその昔、覆面プロレスラーだった。 大魔神は、いじめられている少年タクロウ(林凌雅)を助けたことがきっかけで、プロレスを教えるようになる。そんなある日、大魔神の元へタクロウの母(坂井真紀)が現れ「息子を預ってほいい」と言ったまま失踪してしまう。 タクロウには別の家庭を持つ父親がおり、大魔神にもかつて息子がいた。そんな二人が、いっしょに暮らし始めるのだが……。 *** 芸能ニュース等で辻監督の家庭事情を知っている人は誰もが、「大魔神=辻仁成監督/タクロウ=辻仁成監督の息子さん」と思い、スクリーンの二人に共感できるかもしれません。 が、アントニオ猪木、演技ヘタ。しかし、さらに「猪木は俳優じゃないんだからしょうがないよ」と懐が深い人は、この問題も難無くクリア。で、その先なんですが…… やはり、辻監督は「映像より文章の人、ストーリーの人」。たとえばセリフですが、生っぽい喋り言葉より、朗読するような言葉がけっこう出てきます。それから、ストーリー最優先のため、映像の辻褄が合わないところがあり。ただ、見事な職人技でクライマックスはきっちり盛り上げてくれてるので、感動したような気分にはなれるかも? *** 【監督】辻仁成 【プロデューサー】杉澤修一 【アソシエイトプロデューサー】佐藤公美/岩淵規/片岡利歌 【原作】辻仁成『アカシアの花のさきだすころ -ACACIA-』(新潮社刊) 【脚本】辻仁成 【撮影】中村夏葉 【美術】原田恭明 【編集】大重裕二 【音楽】半野喜弘 【主題歌】持田香織『アカシア』 【スクリプター】岩倉みほ子 【照明】常谷良男 【録音】橋本泰夫 【助監督】久保田博紀 【出演】アントニオ猪木/石田えり/林凌雅/北村一輝/坂井真紀/川津祐介 ◆IRON MAN 2 http://www.ironman2.jp/
2010年6月11日(金)TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー 配給:パラマウント/上映時間124分/製作国アメリカ Iron Man 2, the Movie: (c) 2010 MVL Film Finance LLC. Iron Man, the Character: TM & (c) 2010 Marvel Entertainment, LLC & subs. All Rights Reserved. ![]() シンプルに骨組みだけにすると「死が迫り自暴自棄になった中年男を、友人が慰める話」 『アイアンマン』の続編。(以下、『アイアンマン』を観ていない人にも、ネタバレにならずにわかるあらすじ) 父親の跡を継ぎ巨大軍事企業スターク・インダストリーズのCEOとなったトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr/下写真左)は、17歳でマサチューセッツ工科大学を首席で卒業した天才学者。大富豪で独身。美女との噂は数限りなくあるらしいが、秘書のペッパー(グウィネス・パルトロー/下写真右)に心ひかれている。 <下段へ続く> ![]() <下段へ続く> ![]() ![]() ミッキー・ローク演じたアイヴァン・ヴァンコも、スカーレット・ヨハンソン演じたナタリー・ラッシュマン(写真上) も、キャラ設定はものすごく魅力的なんだけど、主人公トニーとの関係性が希薄で、イマイチ活かしきれていないし……。たぶん二人とも続編で活躍するんでしょうけど。 R.D.J様主演の映画だから本当はこんなこと書きたくないんですが、泣く泣く書くと「『アイアンマン3』のための豪華プロモーションムービー」ですね。。。しくしく。 ![]() にもかかわらず、(↑のあらすじを読んでいただくとわかりますが)『アイアンマン』は葛藤てんこもり。だから面白かったんですけど、本作は「葛藤切れ」ですね。すでに、アイアンマンだってカミングアウトしちゃったし、ヒーローだし……。で、パワード・スーツを着てアイアンマンになることで体に毒素がまわり、死と葛藤するわけだけど、ドラマ性が薄いのは、トニーが死と対峙しているリアリティがないからでしょう。 まあ、ここで死と対峙しちゃうと、続編の見せ場がなくなってしまうのかもしれません。 で、『アイアンマン2』は、シンプルに骨組みだけにすると「死が迫り自暴自棄になった中年男を、友人が慰める話」です。このツボにはまる人と、とにかくド派手な映像嗜好の人は、退屈しないかも? ![]() 【監督】ジョン・ファヴロー 【製作】ケヴィン・フェイグ 【製作総指揮】アラン・ファイン/スタン・リー/デヴィッド・メイゼル/デニス・L・スチュワート/ルイス・デスポジート/ジョン・ファヴロー/スーザン・ダウニー 【キャラクター創造】スタン・リー/ドン・ヘック/ラリー・リーバー/ジャック・カービー 【脚本】ジャスティン・セロー 【撮影】マシュー・リバティーク 【プロダクションデザイン】J・マイケル・リーヴァ 【衣装デザイン】メアリー・ゾフレス 【編集】リチャード・ピアソン/ダン・レーベンタール 【音楽】ジョン・デブニー 【音楽監修】デイヴ・ジョーダン 【出演】ロバート・ダウニー・Jr/グウィネス・パルトロー/ドン・チードル/スカーレット・ヨハンソン/サム・ロックウェル/ミッキー・ローク/サミュエル・L・ジャクソン http://www.kokouno-mes.com/
2010年6月5日公開/配給:東映 G/上映時間126分/製作国日本 ![]() 「天才的で愚直な職人気質。だけど女心はさっぱりわからん」堤真一が、はまりすぎ 大鐘稔彦の小説を映画化。 舞台は、まだ脳死肝移植が法的に認められていない1980年代。ピッツバーグ大学から高知の市民病院へ当麻鉄彦(堤真一)が赴任する。看護師の中村浪子(夏川結衣)ら病院スタッフたちは、エリート外科医にもかかわらず地位や名誉に固執せず、ひたすら患者の命を救うことに孤軍奮闘している当麻に、いつしか感化されていく。 そんなある日、市長(柄本明)が肝硬変で倒れる。当麻は、市長を救う唯一の方法である脳死肝移植を決意。しかし、当麻を疎ましく思う医大病院の外科医長、野本六男(生瀬勝久)は、脳死肝移植をマスコミへリーク。弾劾された当麻は——。 *** 脚本家成島出作品はけっこう好きなものがあるんですが、監督成島出作品はあまりピンと来るものがありませんでした。が、『孤高のメス』は琴線に触れまくり。 本作の脚本家加藤正人と成島監督は、堤真一主演の『クライマーズ・ハイ』で、脚本を共同執筆。そんな深い仲(?)の三人ですから、とうぜんと言えばとーぜんなんでしょうが、堤が得意とする「天才的で愚直な職人気質。だけど女心はさっぱりわからん」というキャラ全開で、見事に主人公当麻鉄彦にはまりまくってます。 監督と脚本家に「俳優としての魅力を知りつくされた男=堤真一」ですね。ただ逆に、型にはまりやすいと言えなくもなく、今後、堤真一の新たな一面も観てみたいと思うファンの一人でもあり。 夏川結衣、よかです(右上段写真)。 *** 【監督】成島出 【原作】大鐘稔彦 【脚本】加藤正人 【出演】堤真一/夏川結衣/吉沢悠/中越典子/松重豊/成宮寛貴/矢島健一/平田満/余貴美子/生瀬勝久/柄本明 ◆ LE PERE DE MES ENFANTS/THE FATHER OF MY CHILDREN
http://www.anonatsu.jp/ 2010年5月29日公開/配給:クレストインターナショナル G/上映時間110分/製作国フランス ![]() まさに本作も「少女たちが喪失感から脱出しようとする物語」 映画プロデューサーのグレゴワールは、私生活では妻子を愛し幸せな家庭を築いていた。しかし、映画製作のための借金が膨れ上がり追いつめられ、彼は自殺してしまう。 妻シルヴィアと3人の娘たちに残されたのは、傾いた会社と製作途中の映画。夫の仕事にはノータッチの主婦であったシルヴィアだが、彼の意志を継ぎ、会社再建と映画完成を決意する。父、そして仕事を始めたことで母を実質的に失った3人の娘たちは戸惑いながら日々を過ごすのだが……。 ![]() ドキュメンタリーを観ているかのようリアリティ。じつはこの作品、ミア・ハンセン=ラヴ監督の第一作のプロデューサーが撮影途中で自殺し、その体験から誕生したそうだ。 まさに本作も「少女たちが喪失感から脱出しようとする物語」。母親は少女じゃないし、というご意見ごもっとも。ですが、ずっと家庭の中にいて“海千山千の業界”にいきなり飛び込んだシルヴィアは、内面的には少女なのです。シルヴィアを含め、4人の少女が喪失感を乗り越え成長していくリアルな『若草物語』。って古いか(笑)。 *** で、グレゴワールがピストル自殺するシーン。“家族もの”なのにどうしてこんなにリアルに撮ったのだろ? と感じたんですが、観てて納得。ほらよく、室内で思い詰めた表情でピストルを見つめるシーンがあって、次ぎ、部屋の外の映像になり発砲音がかぶさり「自殺した」と思わせる、間接的な表現方法ってあるじゃないですか。まあ、そういうシーン観て「は? なんでピストル型のクラッカー鳴らすの?」と思う人もいるかもしんないけど。それはともかく…… この作品は、間接的な表現方法じゃないほうがいい。グレゴワールがリアルに死んでくれないと家族の喪失感が嘘っぽくなってしまうんですよね。自殺現場を観客に目撃させることで、うまーく、残された家族に感情移入させてます。家族は現場を目撃してないけど私たちは観て知ってるから「かわいそう」「残された家族はどうするの?」って。ここで、一気にぐーっと引き込まれます。他にもいいシーンがたくさんありますが、長くなりそうなんで、観ていただいたほうがいいかも。 *** 【監督】ミア・ハンセン=ラヴ 【製作】ダヴィド・ティオン/フィリップ・マルタン 【脚本】ミア・ハンセン=ラヴ 【撮影】パスカル・オーフレ 【出演】キアラ・カゼッリ/ルイ=ド・ドゥ・ランクザン/アリス・ドゥ・ランクザン/アリス・ゴーティエ/エリック・エルモスニーノ/マネル・ドリス/イゴール・ハンセン=ラヴ/サンドリーヌ・デュマ/ドミニク・フロ/ジャムシェド・ウスマノフ
http://www.nobara.jp/
2010年5月22日新宿ピカデリー、シネセゾン渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋他、全国ロードショー 配給:ショウゲート G/上映時間100分/製作国日本 (C)2010映画『パーマネント野ばら』製作委員会 ![]() 少女の喪失感からの脱出劇を、少女性を温存しながらリアルに描くなら、この人たちしかいないでしょ 西原理恵子のコミックを映画化。 離婚し、娘と共に実家のあるさびれた港町に戻るなおこ(菅野美穂)。母まさ子は美容室“パーマネント野ばら”を一人で切り盛りしている。なぜか、この店の常連客は男運が悪い女ばかり。パンチパーマをかけてもらいなが、男たちの愚痴をぶちまける。 なおこは、別の女性と暮らしている義父カズオ(宇崎竜童)のせいで機嫌が悪いまさこを気遣いつつ、高校教師のカシマ(江口洋介)と密かに逢瀬を重ねるのだが……。 ![]() 西原理恵子原作に、『腰抜けども、悲しみの愛を見せろ!』(07)、『クヒオ大佐』(09)の吉田大八監督と、アニメ『時をかける少女』(06)の脚本家奥寺佐渡子、主演菅野美穂をかけ算したら、いったいどういうことになるんだろ? と想像がつかなかった。「少女(女性の中の少女性)の喪失感からの脱出劇を、少女性を温存しながらリアルに描くなら、この人たちしかいないでしょ?」って四人が集結したから。 昨年「サイバライヤー」ということで、西原理恵子原作ものが何本か映画化されましたが、これに尽きるでしょう。傑作。西原ファンじゃない人も、ぜひ! 高知、宿毛(すくも)の海がキレイです。 ![]() 【監督】吉田大八 【プロデューサー】松本整/石田雄治/鈴木ゆたか/中村陽介/藤田滋生 【エグゼクティブプロデューサー】春名慶 【ラインプロデューサー】加藤賢治 【原作】西原理恵子『パーマネント野ばら』(新潮社刊) 【脚本】奥寺佐渡子 【撮影】近藤龍人 【美術】富田麻友美 【編集】岡田久美 【音楽】福原まり 【音楽プロデューサー】日下好明 【主題歌】さかいゆう『train』 【スクリプター】柳沼由加里 【スタイリスト】小里幸子/谷口みゆき 【ヘアメイク】小沼みどり 【照明】藤井勇 【装飾】佐藤孝之 【助監督】甲斐聖太郎 【出演】菅野美穂/小池栄子/池脇千鶴/畠山紬/宇崎竜童/夏木マリ/江口洋介/加藤虎ノ介/山本浩司 ◆ THE BOONDOCK SAINTS II: ALL SAINTS DAY http://boondock2.jp/
2010年3月5日5月22日新宿武蔵野館ほか全国ロードショー! 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント PG12/上映時間117分/製作国アメリカ ![]() 『処刑人』(1999)の続編。 8年前にイタリアン・マフィアのボスを処刑したコナーとマーフィー兄弟は、父と共にアイルランドの片田舎でひっそり暮らしていた。そこへ、知人であるボストン在住の神父が殺されたとの知らせが届く。犯行の手口から、兄弟の仕業だと噂が流れるボストンへ、罠だと知りつつ兄弟は向うのだが……。 ![]() めちゃ「男祭」です、この映画。コナー役のショーン・パトリック・フラナリー(写真右)はクリント・イーストウッド、マーフィー役のノーマン・リーダスはチャールズ・ブロンソン。で、父親役のビリー・コノリーはジョン.ウェインだよなぁ、なんて思いつつ、そのあからさまぶりが、笑ってしまうほど気持よかった。 とはいっても、セガールの「男祭」とはずいぶん違うテイストです。兄弟はアイリッシュという設定で、黒いタートルネックに濃紺のピーコートにジーンズというトラッドな衣装。伝統的な男くささの中に進化したニュータイプの男くささあり。古いけど新しく美しい“男香水”をダイレクトに映像化したのが本作です。 ![]() ![]() 【監督】トロイ・ダフィー 【製作】クリス・ブリンカー/ドン・カーモディ 【製作総指揮】ロイド・セーガン/ロブ・フリード 【原案】トロイ・ダフィー/テイラー・ダフィー 【脚本】トロイ・ダフィー 【撮影】ミロスラフ・バシャック 【プロダクションデザイン】ダン・ヤーリ 【衣装デザイン】ジョージナ・ヤーリ 【編集】ビル・デロンド/ポール・カンパータ 【音楽】ジェフ・ダナ 【出演】ショーン・パトリック・フラナリー/ノーマン・リーダス/クリフトン・コリンズ・Jr/ジュリー・ベンツ/ジャド・ネルソン/ボブ・マーリー/ブライアン・マホーニー/デヴィッド・フェリー/デヴィッド・デラ・ロッコ/ピーター・フォンダ/ビリー・コノリー/ウィレム・デフォー http://tetsuo-project.jp/
2010年5月22日シネマライズ他全国ロードショー 配給:アスミック・エース PG12/上映時間71分/製作国日本 (C) TETSUO THE BULLET MAN GROUP 2009 ![]() 細胞分裂を繰り返す鋼鉄って、妙にエロティック。 『鉄男TETSUO』(1989)、『鉄男II/BODY HAMMER』(1992)を撮った塚本晋也監督の、“鉄男”映画第三弾。といっても、連続したストーリーではなく、三作ともそれぞれ、肉体が鋼鉄に変貌してしまう男を違ったシチュエーションで描いている。本作は、主役がアメリカ人という設定で全編英語。 日本で妻子と幸せな生活を送っていたアンソニー(エリック・ボシック)は、ある日、何者かに息子を殺されてしまう。なぜ、息子が殺されたのか? 真実を追うアンソニーが辿り着いたのは、昔、解剖学者だった彼の父ライド(ステファン・サラザン)が携わっていた謎のプロジェクトであった。 *** 字幕だったせいもあり、前半は説明的だったかな……。ただ、肉体が鋼鉄の人間兵器に変貌していく様は圧巻。有機質の人体が、金属である無機質に変わっていくにもかかわらず、有機質に見える。細胞分裂を繰り返す鋼鉄って、妙にエロティックでした。 下記、塚本監督のイメージメモ(抜粋)を読むと、もっとわかると思います。 鉄男<初期段階> 怒りが瞬間的に沸点に達し、顔面にぽこんと風船のような鉄の固まりができる。それが重さに耐えられず落ちると、中から機能的な金属の皮膚が現れる。 鉄男<銃器発生段階> 全身が金属化。腹部には銃器が密集し、左手の平にも銃器が。縦横無尽に庸兵たちと死闘を繰り広げる。 鉄男<膨張段階> 怒りがあまりにも大きく、体は原型をとどめぬほどに膨張する。その鉄の固まりが落ちてもなおいびつに膨らんだ体が現れるばかり。 鉄男<人間兵器段階> 膨らんだ鉄の体が剥がれ落ち、最も理想的な人間兵器が誕生する。しかし、その理想的な姿はほんの一瞬にとどまり、さらなる化け物に変貌することになる。 *** 【監督】塚本晋也 【プロデューサー】川原伸一/谷島正之 【原作】塚本晋也 【脚本】塚本晋也/黒木久勝 【撮影】志田貴之/林啓史 【撮影監督】塚本晋也 【音楽】石川忠 【助監督】黒木久勝/林啓史 【シニアプロデューサー】塚本晋也/豊島雅郎 【プロデュース・スーパーバイザー】寺嶋博礼 【出演】エリック・ボシック/桃生亜希子/中村優子/ステファン・サラザン/塚本晋也 http://kimito-arukou.com/
2010年5月15日ユーロスペースほか全国ロードショー! 配給:Thanks Lab/上映時間90分/製作国日本 ![]() たとえば、携帯捨てるシーンが両腕をちぎっているように見える、すげぇリアリズム。 田畑に囲まれた、とある田舎町で駆け落ち事件が起こる。高校の英語教師田中明美(目黒真希)が、男子高校生の佐伯ノリオ(森岡龍)を、ほぼ拉致状態(?)で東京へ逃避行。アパートを探し、二人の清く、でも奇妙な共同生活が始まるのだが……。 *** 7ヵ月前に観て、劣化がすすむ脳にもかかわらず、映像のほとんどが記憶に残ってます。とにかく新鮮で面白かった。印象的なシーン、たくさんありすぎなんですが、なかでも携帯を川に放り投げるシーンは強烈。携帯を捨てるシーンってのはなくはないけど、この映画のそれは、携帯を捨てるんじゃなくて両腕もぎって捨ててるって感じなんですよ。イメージ的に 血シブキ、飛んでる。さらりとした諦念じゃなく、怨念で捨てるんですよ、携帯。 でさ、ラストでは、もぎって捨てたはずの両腕が、生えて来ちゃったりするわけ(あくまでイメージね)。こいつら、何本、腕持ってるんだ? と思うのです。そういうところが好きなんですけど。 なーんて書くと、暗くて重い作品のように思えますが、ぜんぜん。怨念って突き抜けると笑いになる。リアル・イメージホラー・コメディ? ネオリアリズムってくくってしまうとありきたりになってしまうし。うーん、なんかいいネーミングを考えつつ 石井裕也監督の次回作、楽しみにしてます。あ、ポン・ジュノ監督作品好きな人(私もそうですけど)、いけるクチかも。 横浜聡子監督、内藤隆嗣監督、石井裕也監督 と、次回作が待ち遠しい監督は、なぜか脚本も自ら執筆しているのが特徴。 *** 【監督】石井裕也 【プロデューサー】井出智/川端基夫 【エグゼクティブプロデューサー】狩野善則 【共同プロデューサー】中村無何有 【脚本】石井裕也 【撮影】高木風太 【美術】内堀義之 【編集】石井裕也 【音楽】今村左悶 【照明】小林万平 【録音】宋普瑞/中川究矢 【助監督】高木恵悟 【出演】目黒真希/森岡龍/吉谷彩子/渡部駿太/勝俣幸子/中村無何有/前野朋哉
http://wwws.warnerbros.co.jp/shodo-girls/
2010年5月15日ロードショー/配給:ワーナー 上映時間90分/製作日本 ![]() 喪失感から脱出しようとする少女の健気さが直球で来るもんだから、涙腺ぶっ壊れました。 “書道パフォーマンス甲子園”を生み出した女子高生たちの実話を映画化。 “紙の町”愛媛県四国中央市の高校3年生、早川里子(成海璃子)は廃部寸前の書道部と、不況に喘ぐ“紙の町”を再生させようと“書道パフォーマンス甲子園”を開催しようと決意。自信を喪失していた顧問教師池澤(金子ノブアキ)、家庭の事情で夢を諦めようとしていた岡崎美央(山下リオ)、そして、書道に対しスランプ状態だった里子自身も、新たな何かを掴みとろうとする。 *** 全編ツボだらけで、やられました。泣きました、アホか?と思うぐらい。四国が舞台ってだけで泣けました(おいおい)。四国って妙に喪失感がある場所なんですよ。あらかじめ失われたなにかが。だからこそ、魅了されるのです四国に。 この映画、その喪失感から脱出しようとする少女の健気さが直球で来るもんだから、涙腺ぶっ壊れました。 「青い空と坂道、自転車を漕ぐ音、それから、あの煙突」 (正確なセリフではないけど)里子の好きなモノです。煙突以外は、私の好きなモノでもあり。青い空の下、しまなみ街道の坂道を自転車で走った映像が蘇るのです。それはともかく、書道パフォーマンスって迫力あって面白い! ライブで観てみたいな。 ![]() ![]() *** 【監督】猪股隆一 【製作】大山昌作 【プロデューサー】藤村直人/坂下哲也 【エグゼクティブプロデューサー】奥田誠治 【COエグゼクティブプロデューサー】菅沼直樹/西山美樹子/千葉知紀/神蔵克 【製作指揮】宮崎洋/城朋子 【協力プロデューサー】笠原陽介 【美術プロデューサー】北島和久 【脚本】永田優子 【撮影】市川正明 【美術】高野雅裕 【編集】松竹利郎 【音楽】岩代太郎 【VFX】西村了 【記録】舘野弘子 【照明】大内一斎 【装飾】山田好男 【録音】井家眞紀夫 【出演】成海璃子/山下リオ/桜庭ななみ/高畑充希/小島藤子/金子ノブアキ/市川知宏/森崎ウィン/森岡龍/坂口涼太郎/宮崎美子/朝加真由美/おかやまはじめ/山田明郷/森本レオ/織本順吉 Movie of opening to the public in JANUARY, 2009
◆チェ/28歳の革命 ◆ミーアキャット ◆きつねと私の12か月 ◆ザ・ムーン ◆我が至上の愛 〜アストレとセラドン〜 ◆戦場のレクイエム ◆ヘルライド ◆プライド ◆ワンダーラスト ◆ジョッキーを夢見る子供たち ◆エレジー ◆レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで ◆007/慰めの報酬 ◆天使の眼、野獣の街
Movie of opening to the public in APRIL, 2009
◆サスペリア・テルザ 最後の魔女/LA TERZA MADRE/MOTHER OF TEARS ◆ウェディング・ベルを鳴らせ!/ZAVET/PROMISE ME THIS/PROMETS-MOI ◆バーン・アフター・リーディング/BURN AFTER READING ◆キング・コーン 世界を作る魔法の一粒/KING CORN ◆ミルク/MILK ◆レイチェルの結婚/RACHEL GETTING MARRIED ◆アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜/ANTIQUE ◆スラムドッグ$ミリオネア/SLUMDOG MILLIONAIRE ◆レッドクリフ Part II —未来への最終決戦—/RED CLIFF: PART II/赤壁 ◆鴨川ホルモー ◆ある公爵夫人の生涯/THE DUCHESS ◆ザ・バンク 堕ちた巨像/THE INTERNATIONAL ◆ストレンジャーズ/戦慄の訪問者/THE STRANGERS
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◆10年6月公開------------
孤高のメス アイアンマン2 ACACIA ◆10年5月公開------------ 書道ガールズ!! 君と歩こう 鉄男 THE BULLET MAN 処刑人II パーマネント野ばら あの夏の子供たち ◆2009年公開 ◆2008年公開 ◆2007年公開 ◆2006年公開 ◆08年アカデミー賞 ◆07年アカデミー賞 ◆その他コラム ◆DVD ◆ボディ・イン・ザ・ムービー 最新のコメント
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